魔の金曜日

仕事を定時で上がり、予約していた歯医者さんに向かった。



ああ、会社の先輩や同僚は声を揃えて神経抜くの痛い痛い言うからマジ憂鬱。
なるべく控えめな虫歯の内部浸食であってくれ。



どうやら僕が五時以降の診察の一番手だったらしく即診察スタート。
麻酔をぶち込まれた上で上面から内部の虫歯まで掘り進んでもらう。
麻酔のおかげか痛みは薄いけど、これもあくまで前座に過ぎないのがつらい。



患部に到達したので撮影した患部の写真を見せて貰いながらの治療方法の説明。
どんなもんなんですか?
「これはやりがいありますねーハハハ」
なそ にん



とりあえず神経に当たらないところまで削ってもらうことに。
うごご、やはり神経に近いからかそれなりに苦しいぞ。
頑張れ僕の歯! 虫歯ごと死に腐らせミュータンス菌!



大分長く感じた切削作業は終了し、ガッツリ削られて見る影もない僕の歯の写真を見せられた。
太い神経が露出するきわきわまで削ったというということで、
削った箇所の底に神経が通る穴がコンニチワしちゃってる。
「ここを針でほじくったりするとヤバいですよ」
アッハイ。



前回から物言いが妙ちくりんで大丈夫かこの歯医者さん・・・とは思ったが、
このきわきわまでの切削で患部はほぼ取れたので一旦様子見しましょうとのお達し。
今日のところは神経抜かなくていいの!?
ありがとうございます!ありがとうございます!
そのまま患部に仮の詰め物をしてもらった。



3ヶ月定期的に経過観察してもし痛なってもうどうしようもなくなったりしたら神経の切除、
痛みやらなんやらの問題が起こらなければ仮の詰め物から本チャンの詰め物に変えて完了になります、
という説明を受けて本日の治療は終了。
ひとまず僕の歯の神経は守られた。



治療後すぐは流石に患部が痛かったけどほぼ一日経った今はすこぶる順調。
「ちょっと賭けですが」とか物騒なことも言われたがもしかしてあの人名医さん?
でも、もう少し放置が長かったら本当に無理だったかもしれんね。
こういうのがあるから病気は本当に怖い。
このまま何もなければいいが。