終着駅

トッキュウジャー終わっちゃったなあ。



『仲間と家族の思いが奇跡を起こして大逆転』とだけ言うとありがちで陳腐にすら聞こえるけど、
この一年間でみっちりイマジネーションの持つ力と素晴らしさを描いてたのが下地になってるから万感の思いよ。
その奇跡を起こしたライトママの光こそが皇帝の見たキラキラだったというのがまたね。
安易な奇跡とは積み重ねが違う。
皇帝もご満悦ですよ。



最期まで皇帝のため殉じた男爵と侯爵もまた最高にキラキラしてて退場が寂しいくらいだった。
明君が生きる場所を見つけたのと対照的に敵幹部は皆死に場所を見つけて死んでいったんだなと思うと来るものがある。
ザラムとグリッタ嬢含めた敵幹部全員が皇帝が掴めなかったキラキラを見出してたというのは皮肉だわ。



全烈車連結による体当たりとか、
最後の最後でレンケツバズーカ+ユウドウブレイカーとか、
乗り換えチェンジによる乗り継ぎで全員のパワーをひとつにしたりとか、
巻き気味ではあったもののラストバトルも盛り上がった。



でもバトルの尺を削って回した家族との再会から始まる日常への復帰シーンが良かったから文句無いよ。
終着駅に着いてライト達の旅は本当に終わったんだなと思わせる〆だった。
今更だけど、ライトがディーゼルレッシャーをじーちゃんじーちゃん言ってたのは記憶喪失の頃も自分の爺ちゃんと無意識に重ねてたとこがあったのかな。



この一年も楽しませて貰ったわ。
ニンニンジャーにも期待。